活性化自己リンパ球療法(ガン)

PREVENTIVE MEDICINE

先進予防医療

活性化させた細胞を増殖させ
体内に戻することで免疫力を高める

活性化自己リンパ球療法とは弱まった免疫力を回復させてがんと戦う力を高める免疫細胞療法と呼ばれるがん治療です。がん細胞の増殖を抑える役割を担っている免疫細胞「リンパ球」を、がん患者様本人の血液(30ml~50ml程度)から取り出し、活性化させながら約1000倍に増殖させ、そのリンパ球を患者様の体内に戻します。がんの再発予防、がんの進行抑制、QOLの改善に効果が期待でき、患者様本人のリンパ球を使用するため、副作用が極めて少なく、ほぼ全てのがんに適応できます。また、活性化自己リンパ球療法は免疫力を高める治療のため、がん治療だけでなく、ウイルス感染症治療、アンチエイジングといった分野への応用も期待されています。

免疫細胞療法の利点

活性化自己リンパ球療法

◎免疫力を高める
◎目に見えない小さながん細胞を排除する
◎副作用を軽減する

このような効果が期待できるため、術後補助療法と非常に相性の良い治療法と考えております。
Tips免疫細胞療法が術後の再発予防に有効であることは、世界的な医学雑誌「LANCET」に掲載されています。
健常人において、免疫細胞活性が高い場合、がんの発生リスクが下がることも、同雑誌に掲載されております。<発表雑誌>LANCET, 356, 802-807(2000).
Adoptive immunotherapy to lower postsurgical recurrence rates of hepatocellular carcinoma: a randomised traial.
<発表雑誌>LANCET, 356, 1795-1799 (2000).
Natural cytotoxic activity of peripheral-blood lymphocytes and cancer incidence: an 11-year follow-up study of a general population.

免疫細胞療法

◎活性化自己リンパ球療法
◎自家NK細胞療法

CASE1 術直後から行う免疫細胞療法の場合
目に見えない小さながん細胞を排除する

退院後なるべく早く免疫細胞療法用の採血を行う。
細胞の投与は術後4か月までは2週間に1回の投与を行う。
以降は経過を見ながら判断する。

CASE2 術後補助療法との併用で行う場合
免疫力を高め、かつ副作用を軽減させてがん細胞を排除する

退院後なるべく早く免疫細胞療法用の採血を行う。
術後補助療法(化学療法や放射線療法)のスケジュールに合わせて
細胞の投与を行う(期間およそ6か月間)。

治療までの流れ

STEP1 お問い合わせ

電話またはフォームよりお問い合わせください

STEP2 医療相談員による無料相談

治療の適否に関するご相談はお受けできませんが、治療の流れや治療費などについてご説明させて頂きます

STEP3 医師による診察

最終的な治療の確認をさせて頂きます

STEP4 治療開始

患者様に合わせた治療を致します。

よくあるご質問

お客様

がんの再発予防に効果的といわれていますが科学的な根拠はありますか?

医師

活性化自己リンパ球療法については、元国立がんセンター(現 国立がん研究センター)関根博士が開発した方法で、日本大学医学部学部長高山教授らと共にこの治療が肝臓がんの術後再発予防効果がある事を科学的に証明し、その結果は世界的に権威のある医学雑誌「LANCET」に掲載されました。

お客様

他の医療機関で行われている細胞免疫療法との違いは何ですか?

医師

最も大きな違いは、細胞を凍結保管しておく技術です。この技術がないと、投与ごとに次の治療のための採血を行わなければならないので患者さんの肉体的な負担が大きくなります。私どもの技術では1回の採血(30ml)で8回分の投与が可能です。また凍結した細胞を投与日に合わせて培養することができるので、患者さんの状況に適応した投与スケジュールに対応することが可能になります。

お客様

「がんは完全に切除した」と言われましたが、再発や転移を心配する必要がありますか?

医師

手術によりがんが完全に切除できたと言われると、患者さんの多くは「がんが治った」と思われがちですが、数年後何割かの人は再発します。「完全に切除」というのは肉眼的に切除できたということで、がんが再発する可能性があります。がんを切除した後に免疫細胞治療を行い、再発を予防することは効果的な治療の一つであると考えています。

お客様

免疫細胞療法の副作用はどのようなものがありますか?

医師

患者さんによりますが、投与数時間後に倦怠感や38℃程度の発熱が見られる程度です。発熱は次の日には治まります。ご自身の細胞を使用しているので、拒絶反応などのような重篤な副作用は極めて少ないと言えます。

お客様

免疫細胞療法はどのくらいの頻度で投与するのですか?

医師

術後の早い段階から投与する事が望ましいです。投与については、1カ月に2回(2週間おき)程度が望ましいですが医師とよく相談していただき、患者さんの現状と希望によりきめていきます。