幹細胞培養上清液治療

REGENERATIVE MEDICINE

先進再生医療

全身を若返らせる
幹細胞培養上清液

iPS細胞と共に注目を浴びているヒト間葉系幹細胞を用いた再生医療は実用化が進み、幅広い領域での治療効果が国内外から報告されています。ヒト間葉系幹細胞は人体を構成する全ての細胞の基となる細胞です。これを培養する過程で生まれる上清液(上澄み液)が幹細胞培養上清液です。幹細胞培養上清液には、体の細胞の損傷や老化に対し、細胞の修復や新しい細胞の生成を指示する細胞増殖因子(サイトカイン)が多く含まれています。老化因子(SASPs)を除去することで、発毛・美肌・生理機能の改善・血管内膜の修復・成人病の予防、細胞の新陳代謝促進や抗炎症作用を中心とした効果が期待できます。当院では羊膜や臍帯血、脂肪などから採取された6種類の健康で若いドナーの幹細胞から放出される約200種類の成長因子を含む幹細胞の上清液をそれぞれ取り揃え、医師によるカウンセリングによって使い分けています。院内に細胞加工培養室を完備しており、国内トップレベルの臨床実績を誇る再生医療認定医の下、専門技術を習得した専任培養士が最終的な細胞検査まで責任を持って培養していますので高品質な幹細胞培養上清液を活用できます。

 

こんな方におすすめ

◎体の不調を改善したい
◎若々しさを取り戻したい
◎シワ・シミを改善したい
◎アトピーなどのアレルギー体質を改善したい
◎関節や手足の痛みを改善したい
◎抜け毛や薄毛を改善したい

 

幹細胞移植との相違

◎幹細胞採取手術や細胞培養・事前検査などは不要
◎滅菌凍結された注射液が冷凍保存されていて、すぐに治療が可能
◎幹細胞移植と比べてコストが十分の一以下と安価で安全

治療時間:部位により15~30分(カウンセリングを除く)
通院:月1~2回程度。定期的に受けるのがおすすめです。
注意事項:シャワー、入浴、軽い運動は当日から可能。

効果的な上清液

間葉系幹細胞培養上清液のうち、肌への効果が高く期待できる、一般的な脂肪由来間葉系幹細胞培養上清液成長因子だけではなく、羊膜由来間葉系幹細胞培養上清液成長因子または臍帯血由来間葉系幹細胞培養上清液成長因子を使用した治療となります。6回コースを標準としますが、トータル費用は自己脂肪由来幹細胞による治療の半分程度となります

羊膜由来間葉系幹細胞

羊膜由来間葉系幹細胞は、子宮と胎盤の最内層に位置する半透明で非常に薄い膜である羊膜から採取されます。羊膜は胎児の発育を保護する重要な役割を果たす組織であり、その幹細胞は高い再生能力と多能性を持っています。この幹細胞培養上清液は、特に肌のハリや潤いを保持する効果が高く、皮膚のたるみ改善にも効果的です。羊膜由来間葉系幹細胞の成分は、細胞外マトリックスの生成を促進し、皮膚の若々しさを取り戻すのに寄与します。また、抗炎症作用があるため、肌の健康を総合的に改善することが期待できます。

臍帯血由来間葉系幹細胞

臍帯血由来間葉系幹細胞は、胎児と母体をつなぐへその緒に含まれる胎児側の血液から採取されます。臍帯血は、新生児の発育に必要な栄養素や酸素を供給するだけでなく、豊富な幹細胞を含んでおり、これらの幹細胞は非常に高い再生能力を持っています。臍帯血由来の幹細胞培養上清液は、肌のハリと潤いを強化し、たるみを改善する効果が優れています。また、臍帯血には免疫調節因子も含まれており、肌の炎症を抑えることで、より健康的な肌状態を保つことが可能です。

脂肪由来間葉系幹細胞

脂肪由来間葉系幹細胞は、主に脂肪組織から採取され、その数は同量の骨髄組織と比較して約500倍にも達します。この幹細胞は増殖力が非常に高く、骨や軟骨、さらには液性因子の分泌にも優れているため、膝の変形性関節症やその他の関節障害、美容系のアンチエイジングといった再生医療に広く応用されています。脂肪由来の幹細胞培養上清液は、皮膚や組織の再生を促進し、老化の進行を遅らせるだけでなく、ダメージを受けた組織の修復を支援することで、美容と健康の両方に寄与します。

骨髄由来間葉系幹細胞

骨髄由来間葉系幹細胞は、骨髄から採取され、そこに含まれる成長因子は、細胞の増殖や修復を促進する重要な役割を果たします。骨髄由来の幹細胞培養上清液は、炎症の抑制や免疫応答の調節に役立ち、組織再生や疾患治療に幅広く応用されています。特に、組織の修復や再生を必要とする疾患治療において高い効果を発揮し、骨髄由来幹細胞の成分が含まれた上清液は、老化による損傷や慢性的な疾患に対する有望な治療手段となります。

胎盤由来間葉系幹細胞

胎盤由来間葉系幹細胞は、胎児と母体の間で栄養や酸素の交換を行い、老廃物の排出も担当する器官である胎盤から採取されます。胎盤はその生理的な重要性から、再生能力が非常に高く、豊富な成長因子や抗炎症因子を含んでいます。胎盤由来幹細胞培養上清液は、これらの因子を活用して、肌の再生を促進し、健康と美容に対して多方面からアプローチします。特に、肌の老化に伴うダメージを修復し、健康な肌の維持を助ける効果が期待されています。

歯髄由来間葉系幹細胞

歯髄由来間葉系幹細胞は、歯の中心部に位置する歯の神経から採取されます。この幹細胞は、特に神経細胞への分化能力が高く、神経の再生や増殖に大きな期待が寄せられています。歯髄由来の幹細胞培養上清液は、神経の損傷を修復し、再生を促進することで、神経系の健康をサポートします。また、皮膚の若返りや神経系のアンチエイジングにも応用可能で、特に皮膚の感覚神経や自律神経の健康維持に寄与することが期待されています。

 

施術方法

静脈注射は、代謝が激しくなり発熱を起こしやすいく、早期に肝臓代謝となり効果が出る前に腎臓排出してしまうため、当院では皮下注射を推奨しています。

皮下注射とは?予防接種などのように、皮膚の下にある皮下組織に注射を打つ方法で、筋肉注射と比べると痛みが少ないです。皮下組織には血管が少ないため、吸収速度はゆっくりで、血中濃度が、長時間保ちながら穏やかに効いていきます。そのため、製剤がその場に駐留することになり、一時的に腫れの症状を起こします。

 

治療効果

幹細胞培養上清液は主に注射もしくは点滴を用いて投与します。お悩みに合わせて投与経路や注入部位を選択します。

弱った細胞を回復させるエイジングケア効果

成長因子には、細胞が傷ついた部位に集まろうとするホーミング効果があり、炎症を抑えたり、新しく血管を作ったりする働きをします。また、活性酸素除去作用もあり疲労回復などの効果が期待できます。

膝、腰、肩などの痛み緩和効果

炎症を抑え、組織や神経を修復する働きを持つ成長因子は、痛みの改善効果も期待できます。ゴルフやテニスなどで痛めた関節の治療や、長年悩まされてきた四十肩、五十肩などの治療にも適しています。

膝関節への局所注射(幹細胞培養上清液)

クマ改善やしわ、たるみへの美容効果

肌ターンオーバーや血行を促進し、コラーゲン・エラスチンなど肌の弾力に関わる物質の産生を促す働きによって美肌や美容作用があります。肌老化の気になる部分に直接幹細胞培養上清液を注射することで、クマや小じわを改善し、肌の弾力やハリを取り戻す効果が期待できます。

薄毛、抜け毛、AGAの改善効果

幹細胞培養上清液を直接頭皮に注射することにより、毛母細胞を活性化させ、育毛・発毛を促進します。同時に、ヘアサイクルの「休止期」にある毛髪を「成長期」という活性な時期に誘導する働きもあり、薄毛、抜け毛、AGAへの効果が期待できます。飲み薬を使用しないため、女性でも安心して治療を受けることができます。

ED改善効果

当院では、幹細胞培養上清液を使用した治療により、血行促進や血管新生作用、陰茎海綿体の内皮細胞再生の作用が期待され、EDの改善が可能です。当院では20代から60代と幅広い年齢層の患者様に対して治療を行っています。

頭皮への局所注射(幹細胞培養上清液)

相乗効果オプション

幹細胞培養上清液はダーマペンなどの美容施術と併用することで相乗効果が期待できます。

ダーマペン

ダーマペンは、極細針を使用して肌を微細な穴で傷つけ、その創傷治癒作用を利用して若々しい肌を取り戻す治療法です。ダーマペンの針が肌に微細な穴を作ることで、幹細胞培養上清液が肌全体に浸透しやすくなります。この幹細胞培養上清液とダーマペンを組み合わせることで、各種成長因子の働きを活かし、美肌やエイジングケアの効果を得やすくなります。

ダーマペン4

ダーマペン+ヴェルベットスキン

ヴェルベットスキンとは、ダーマペンとPRX-T33(マッサージピール・コラーゲンピール)というピーリング剤を組み合わせて行う治療法のことです。この治療では、ダーマペンの施術後に皮膚表面に多数の高密度な穴ができた状態で、マッサージピールを塗布します。これにより、美容成分を皮膚の深層まで効果的に浸透させることができます。ヴェルベットスキンは、マッサージピール単独での治療に比べて約3倍の効果が得られると言われています。

サイトカインの効果

サイトカインの種類 主な効果
血管内皮細胞増殖因子:VEGF 発毛、育毛、ゴースト血管抑制
上皮成長因子:EGFとFamily シミ、くすみ改善、表皮代謝の改善、シワ改善
ケラチノサイト成長因子:KGF 発毛、育毛効果
インシュリン様成長因子:IGF 皮膚再生、シワの改善、張りや弾力の再生
血小板由来成長因子:PDGF 細胞分裂の促進、損傷組織の増殖・再生
トランスフォーミング成長因子:TGF-β、TGF-αとそのFamily 抗炎症、創傷治癒や細胞の増殖促進
肝細胞増殖因子:HGF 組織再生・活性
神経系栄養因子
CNTF(毛様体神経栄養因子) 神経幹細胞の増殖促進・活性
GDNF(グリア細胞株由来神経栄養因) 神経細胞の分化・成長、ドーパミン取り込み促進
NGF(神経成長因子) 神経伝達物質の合成・促進、神経細胞の維持、細胞損傷時の修復
脳神経の機能回復、アルツハイマー病・痴呆症の予防
BDNF(脳由来神経栄養因子) 神経細胞の生存維持・成長促進、アルツハイマー病・認知症予防

治療までの流れ

STEP1 お問い合わせ

電話またはフォームよりお問い合わせください。

STEP2 医療相談員による無料相談

治療の適否に関するご相談はお受けできませんが、6種類の幹細胞培養上清液の中からお客様のご要望やお悩みに添った治療や治療費などについてご説明させて頂きます。

STEP3 医師による診察

担当医師が最終的な治療の確認をさせて頂きます。

STEP4 治療開始

患者様に合わせた治療を致します。点滴での投与であれば血糖値の測定をしてから幹細胞培養上清液の点滴を投与していきます。局所注射であれば、気になる部分へ直接注射していきます。

静脈注射 点滴
皮下注射 腹部・臀部
局所注射 頭皮・顔首、関節(場合によっては30分のMRI撮影)

投与時間:15分 点滴時間:1時間

よくあるご質問

お客様

幹細胞培養上清液とは何ですか?


医師

培養上清液は、幹細胞を培養した培養液から滅菌処理などが施され、上澄み液に含まれるものを指します。培養上清液には、サイトカインとして知られる細胞活性に重要な成分が豊富に含まれています。


お客様

幹細胞培養上清液の投与の流れを教えてください。


医師

治療の前に医師によるカウンセリング・診察を受けていただきます。この段階で、治療の詳細や注意事項、費用などが説明されます。その後、点滴や注射といった治療が行われます。全体的な所要時間は1~2時間ほどとなります。


お客様

痛みや副作用はありますか?


医師

幹細胞培養上清液の注射または点滴は、針を使用するため、針を刺す際には痛みを感じることがあります。また、この治療に伴う副作用として、針を刺した部分での赤み、かゆみ、腫れが生じることがあります。点滴の場合、低血糖症状(冷や汗、あくび、空腹感、震えなど)が起こる可能性があるため、事前に十分な食事をしてからご来院いただくことが推奨されます。


お客様

何回くらい治療を受けたらいいですか?


医師

治療の効果には個人差がありますが、一般的には1回から3回の治療で十分な効果を感じることができるとされています。初回の治療で効果を実感する方もいれば、複数回継続して効果を高める方もいます。治療の頻度や回数は、個々の状態や希望によって異なるため、医師のカウンセリングを受けながら、最適な治療プランを立てることが重要です。