予防医学とアンチエイジングの第一人者 総院長 塚田 紀理

ANTI AGING CARE

世界最先端の再生医療を融合したアンチエイジングケア

”老化に抗う”、いわばアンチエイジング(抗加齢:Anti-Aging)の世界から生まれた抗加齢医学は、1990年代に欧米ではじまった考え方であり、その目的は日々の健康増進と生活の質(QOL)の向上、そして結果として健康長寿を達成することにあります。抗加齢医学の概念は着実に発展し化学的なアプローチも加わり、技術の進歩と研究開発活動への莫大な投資により、次から次へと新しいアンチエイジングの治療法や製品が発表され需要は拡大し、人々の意識も急速に高まり、アンチエイジングサービスの世界市場規模は、2022年から2030年までの予測期間において、年平均成長率6.1%と推移され、2030年には209億米ドルにも達すると予測されているのです。日本では再生医療において世界でも抜きん出ており、世界最先端の再生医療の知見を集約したアンチエイジングケアに特化したバイオスタイルクリニックが誕生し、最新のアンチエイジング医療と最上級の美容医療を総院長である塚田紀理医師を中心とした専門家集団によって提供しています。今回は塚田紀理医師にお話を伺い、先生の人となりに触れてみたいと思います。

バイオスタイルクリニック総院長
塚田 紀理医師

2003年 慶應義塾大学医学部呼吸器外科(臨床・肺がん凍結融解療法研究)
2007年 川崎市立川崎病院呼吸器外科 副医長(手術機器開発・緩和ケアチーム運営)
2011年より六本木ヒルズクリニック、東京国際クリニックなどの会員制クリニックに従事。
2019年より数カ所の再生医療クリニックの立ち上げに従事し、臨床の最前線から最先端医学研究までの幅広い経験から得た知見を踏まえ、先端医療によるアンチエイジングを使命とする最新鋭のクリニックを考案。現在は「CLINIC 9ru」、「THE PREVENTION CLINIC TOKYO」「バイオスタイルクリニック」総院長に就任。

世界最先端の再生医療を融合したアンチエイジングケア

この道に進まれた経緯を教えてください。

私は1999年に外科医として生きていくと決め、元々は外科医で一般外科をやっていましたが、2009年の7月に不慮の事故に遭い右手の自由を失ってしまい、人を助ける外科医としての右腕ではなくなってしまったんです。大きな怪我をして緩和治療などを受けている間に、今後自分がどういう道を目指していけばいいのかと模索していたのですが、今の医療では対処療法しかないことに疑問を抱いていたんですね。例えば、歯が痛くなれば痛みを抑えましょう、血圧が高ければ下げましょう、血糖値を下げるにはお薬飲みましょう、と、”治す”という意味ではそれも必要なことなのですが、これからの医療にはそうした対処療法だけではなく、病気になる前の治療こそが重要ではないかと思い始めたのです。それには生活習慣の見直しも必要でしょうし、最近では私も積極的に摂取していますが、良いサプリメント等も色々出てきていますし、適度な運動もそうですが、自分の体を知り、自分の体と向き合って、至る面で改善し病気にならないように対応できる未病などの予防医学の重要性に気づいたことに始まります。

生活習慣「食事・運動・休息・環境・精神」の見直し

生活習慣の見直しには何が必要でしょうか?

生活習慣では「食事・運動・休息」の三つが特に重要だと思っていますが、あと一つ付け加えると精神的なものが大事になります。「健康って何だろう?」とWHOで問いかけた時、体だけが健康なことが健康ではなく、精神的にも健康でないと健康と言えないですよね。だから健康って非常に難しくて、人が年齢を重ねれば重ねるほど健康に関心を持つけれども、やはり色々な側面でリスクは高まるわけです。また、人は環境が変われば健康を害することもありますよね。ですので生活習慣の中では「食事・運動・休息・環境・精神」の見直しが必要です。
食事」に関してはどれだけ野菜や発酵食品を摂取できているか。
「運動」は歩くだけでも良いと思います。例えば1万歩をどう歩くかが課題で。さらに、どれだけ筋力を付けていくか。腕、足腰、特にお尻周り、背中周りを鍛えていくかが重要です。日本人は農耕民族なので前屈み(猫背)になりやすいため、前の筋肉が発達しやすく、後ろの筋肉が発達しにくいです。欧米人がスーツが良く似合うのは何故かというと、後ろの筋肉が発達していてお尻もキュッと上がっていますし、背中の筋肉が整っていて出せるのでジャケットを着こなせるんですよ。もちろん遺伝的な要素もありますが、普段から鏡を意識するとか、気持ちの面で凛とさせるという意識をして変えていくことは可能です。
「休息」はどれだけ良質な睡眠をとり、どれだけ自分の中で上手にリセットできるか。私は鎌倉に住んでいて東京で仕事をしているので、週末に自然の中で過ごしてリセットしています。趣味がトライアスロンやサーフィンですので、日光を浴びて汗を流して、大都市で感じるストレスをどう週末でリセットさせていくかを大切にしています。
「環境」に合わせてどう合わせていけるか。
「精神」は安定を得られているかと考えることです。独りでいるのか、パートナーやファミリーがいるのか、コミュニティがあるのかによって異なりますし、体力によっても異なります。
これらの項目を常に見直ししながらバランスよく取り入れていけるかが鍵となるでしょう。

注目の美容医療インナースキンリペアリング

最新のアンチエイジング治療法があれば教えてください。

細胞を活性化するにはどうすれば良いかというのは全世界の課題だと思っています。人の老化、そこに抗うために、ー5歳、ー10歳をしていくには、注目の美容医療として、自家線維芽細胞(第二種再生医療)や、濃縮自家血小板療法(第三種再生医療)エクソソームを注射や点滴、皮膚深部への直接導入などによるインナースキンリペアリングを行います。肌表面にしかアプローチしていなかった今までの皮膚医療とは異なり、内側から取り戻すナチュラルな生命力溢れる瑞々しさは次元の違う感動の満足度をもたらすでしょう。他にも幹細胞培養上清液などの取り入れ、NMN、水素、サプリメント、オリジナルのセルフケアシリーズなどの組み合わせで、その人に合った最良を目指すことが私共がやれることかと思っています。

アンチエイジングと腸活の重要性

アンチエイジング・予防医学において腸活はどうお考えですか?

私はこれを言うとよく驚かれるのですが、実は1日に4回排便します。75歳になる父親も同じ体質で1日に2?3回は排便していて、腸を診てみるとポリープが1個もなく綺麗なんです。今だに私と競い合って焼肉を食べますし、A5ランクの肉もよく食べるのですがとても若々しいですよ。体はバームクーヘンに喩えれると思うのですが、外側が皮膚で内側が腸と考え、外は洗えるけど中は自分で洗えませんよね。口は唾液、食道から胃は胃酸、腸には腸内細菌すべて見張りをして浄化しています。外と内は合わせ鏡で中が綺麗になれば外も綺麗になる。腸はリンパの集合体で小腸の癌はほとんどありません。代謝もするしリンパがたくさんあるからです。十二指腸の近くにはまれにできますが、大腸は腸内細菌を整えることでポリープや癌を防げるのです。腸内環境を整えることで肌の炎症も防げます。最近は腸内細菌の研究が進んでいて、日本医学会総会でも腸内細菌のセッションが開催されるほど注目を集めています。リウマチなどの自己免疫疾患にも効果があり、潰瘍性大腸炎、アレルギー、皮膚病、糖尿病等にも改善がみられることが分かってきているのです。腸内環境が整っているとすべての健康に繋がると思います。

腸内環境対策に必要な植物性乳酸生菌

腸内環境を整えるにはどのようなものを摂取するもが望ましいですか?

私もサプリメントで乳酸菌を摂取していますが、日本人の体と相性の良い植物性乳酸菌を取り入れると良いでしょう。サプリメントが難しい方は漬物や納豆などを食事に取り入れることをお勧めします。植物性乳酸菌の中でも特に、”生菌”を摂取することがとても重要で、従来の動物性乳酸菌は41度までの熱耐性しか持ち合わせておらず、酸に弱く、胃では対応不可となり、異なる微生物とは共存できません。しかし、植物性乳酸菌は55度までの熱耐性があり、胃酸でも対応可能、栄養が少なくても育成できる力を持っています。殺菌乳酸菌は配合されていたとしても腸まで届きませんので、生きたまま腸まで届く植物性乳酸生菌を摂取するよう心がけてみてください。例えば大豆由来の生きた乳酸生菌をタブレットにしたラクトローはお勧めです。

Lactoraw/.乳酸菌
httpss://medifas-shop.jp/shopping/lp.php?p=lactoraw

バイオスタイルクリニックとは

私たちのバイオスタイルクリニックでは「老化を治療し、未来をケアする」をコンセプトに最新のアンチエイジング医療と最上級の美容医療を提供していきます。それぞれの顧客に合わせてオーダーメイドで組み立てており、一般的な美容クリニックとは異なり長期的な美容計画でトータルケアを行うことが特徴です。また、美容に関する最新の情報を提供することで、若返りや美容に対する関心度の高い幅広い年齢の方々に受け入れられてきています。私たちが考える医療とは、不調を来してから始める「治療」ではなく、未来の生活レベルを最高のものにするための「先手ケア」です。まずは当院のことを多くの方に知っていただき、皆様に心身ともに最高の自分を体験していただきたいと思っています。