「治す力」を引き出す
PRP(多血小板血漿)治療
PRP(多血小板血漿)は、文字通り「血小板を多く含む血漿」を指し、患者の血液を遠心分離にかけ、血小板を濃縮した液体です。血液中の血小板は傷口に移動し、血を凝固させながら成長因子を放出します。これにより、傷ついた組織の修復が促進され、新しい細胞の成長が促され、自己治癒力が向上します。PRP療法は、このメカニズムを活用して、傷ついた組織や細胞を修復し、痛みを軽減することを目指しています。PRP療法では、故意に「新しいケガ」を作り出す手順があります。これによって、慢性的な患部に「ケガであること」を認識させ、再び炎症を引き起こします。その後、高濃度のPRPが修復能力を向上させ、自己治癒力によって快癒させるというのがPRP療法のアプローチです。
こんな方におすすめ
◎今の治療に不満がある
◎肩や膝の痛みが取れない
◎スポーツや仕事に早く復帰したい
◎慢性化した痛みを治したい
◎薬剤アレルギーがあり治療ができない
◎肌質を改善したい
治療効果
安全性の高い治療法
PRPは、患者自身の血液から抽出した成分を利用する治療法であり、アレルギー反応や拒絶反応がほとんど発生しないのが特徴です。患者の血液から取り出された血小板豊富なプラズマが、再び患者に注入されます。自己由来の成分を使用するため、身体の異物として受け入れられやすく、安全性が高いとされています。
難治性の疾患にも対応
PRPは、血液中の血小板を豊富に含んだ成分を取り出し、患者のケガや慢性的な痛みの治療に使用される治療法です。血小板には成長因子が含まれており、これが傷ついた組織の修復を促進する働きがあります。そのため、PRPは自然治癒力を活性化させ、ケガや慢性的な痛みの回復や軽減を期待することができます。難治性の疾患やこれまで治療が難しかった症状にも対応できる可能性があり、個々の状態によって異なる効果が期待されます。
肌の再生作用にも効果あり
PRPは、血液から取り出した血小板が豊富に含まれた成分を用いて治療を行います。この治療法は、様々な成長因子を含むPRPを使用することで、皮膚組織の修復や再生にも効果があるとされています。そのため、美肌治療としても利用されています。PRPを皮膚に注入することで、血小板に含まれる成長因子が働き、コラーゲンの生成や細胞の活性化が促進されます。これにより、肌のハリや弾力が向上し、シワやたるみの改善が期待できます。また、PRPは自身の血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応が少ないとされ、比較的安全な美肌治療法の一つです。
体への負担が少ない
PRPは注射器を使用するため、手術やメスを使った処置が不要で、治療が軽減されます。また、通院回数も少なく、日帰りで受けることができます。治療後の傷跡が目立たないため、外見的な変化が少なく、プライバシーの保持が可能です。安静が必要ないケースが多く、通常の生活に制限が生じず、患者は治療後も通常通りの活動が可能です。PRPは自然治癒力を促進するため、アレルギー反応や拒絶反応の発生リスクが極めて低いです。治療後、症状の緩和が期待できるため、難治性の疾患にも一定の効果が見込まれます。
治療までの流れ
STEP1 お問い合わせ
電話またはフォームよりお問い合わせください
STEP2 医療相談員による無料相談
治療の適否に関するご相談はお受けできませんが、治療の流れや治療費などについてご説明させて頂きます
STEP3 医師による診察
最終的な治療の確認をさせて頂きます
STEP4 採血
腕から必要量採血します
STEP5 遠心分離
採血した血液を遠心分離し、血漿成分を抽出します
STEP6 注射
高濃度の血漿成分を患部へ注射します
よくあるご質問
PRP治療の効果はどのくらいから現れ始めますか?
通常、投与後一週間から数週間で現れることがあります。これには個人の体質や治療内容、対処したい症状によっても異なる場合があります。一部の患者では、PRP注射直後から効果を実感することがあります。この場合でも、徐々に効果が増していくことが期待されます。効果は個人差があるものの、多くの場合、治療を受けるたびに改善が継続し、効果が持続します。継続的な治療がより良い結果をもたらすことがあります。
効果の持続期間はどれくらいですか?
効果は数ヶ月続くことがありますが、その期間内に損傷箇所が治癒されることが特にスポーツの外傷などで見られることがあります。
治療回数は何回受けるのが良いでしょうか?
治療の効果や回数は患者の個別の状態や治療対象によって異なります。一部の患者では1回の治療で大きな効果が得られ、また他の患者では複数回の治療が必要な場合があります。患部の状態や治療の目的によっても最適な治療回数は異なるため、医師による詳細な診察とカウンセリングが必要です。
高齢の場合でも治療は受けられますか?
PRP治療は一般的に安全な治療法とされており、年齢による制約は少ないです。高齢の方でも安心して受けることができます。PRPの製造はご自身の血液から行われ、その過程は比較的簡単で迅速です。約30分の所要時間で、日帰りで治療を受けることが可能です。
PRP療法と幹細胞治療の違いは?
PRP療法と幹細胞治療は、それぞれ異なるアプローチを用いています。PRP療法は、患者の血液から抽出した血小板成分を使用して、自然治癒力を高め、炎症や損傷した組織を修復する治療法です。精製期間が短く、比較的早い治療効果が期待できますが、その効果は一時的で持続期間が短いのが特徴です。一方で、幹細胞治療は患者の体内や外部から採取された幹細胞を利用して行われます。これらの幹細胞は多様な細胞に分化し、損傷した組織を再生・修復することが可能です。関節軟骨などの難治性の組織にも応用が可能であり、持続期間が比較的長いとされています。点滴による全身への投与も行われ、機能向上が期待されます。